日本を代表するアーティスト・名和晃平さんの版画作品「Element - Black シリーズ」の再販決定!
前回販売当日にすべて売り切れとなった、日本を代表するアーティスト・名和晃平さんの版画作品「Element - Black シリーズ」を4月19日(月)から、YOUANDARTで再度お取扱いさせていただきます!
自前の版画工房を持ち、アーティストと二人三脚で作品制作を行うギャラリー、「ギャラリーノマル」さんからご出品いただきました。
こちらの作品の誕生秘話はこちら↓
今回、ANDARTでオーナー権をお持ちの方限定で、先行購入のご案内をさせていただきます。
※ページリンクをSNS含め第三者に開示することはお控えください。発覚した場合、予告なく公開を中止させていただく場合がございます。また、第三者に流出した方の先行購入は無効とさせていただく可能性がございます。
【今回お取り扱いする作品一覧】
各作品の詳細は、タイトルをクリックいただくと確認いただけます。
名和 晃平 Kohei Nawa /Element - Black #1 473,000円
名和 晃平 Kohei Nawa /Element - Black #2 396,000円
名和 晃平 Kohei Nawa /Element - Black #8 396,000円
名和 晃平 Kohei Nawa /Element - Black #9 396,000円
【 Element - Black シリーズについて / 林聡 (ノマル ディレクター) 】
2001年の版画シリーズは、髪の毛やスナックのチップスのかけらから作ったレイヤーの集積によって生まれる過剰さへの試みであった。
そして、2002年の版画作品シリーズElementは、描画の材料や方法を変え、ある構造の要素(テクスチャ、フォーム、フラグメント、アーキテクチャ)としてのドローイングをシルクスクリーンの版に置き換えたシリーズであり、名和は、そのミクロ的なアプローチで近年、多くのドローイングを制作している。
それらのエレメントを拡大すること(版を利用することで可能になった顕微鏡をのぞくような行為)や、それらのエレメントが重なり合うことによって生まれた平面作品は、消失の象徴としての黒に還る。
産まれ、消え、再生し続ける細胞(泡)のように。今作”Element-Black"はそれらの流れを組みながら、新しい”Black”という概念を取り入れた。
黒の下地とそこに刷り重ねられたインクのレイヤーが様々な光の反射率を生み出し、イメージは、全てを吸収する黒の中に残るかすかな反射である。
見る位置によって変容する様ー黒の物体でしかなかったモノリスに接近するとそこは宇宙であったように。
エレメントが集まって生まれる黒は、無であり無限でもある。