松村 咲希
1993年長野県生まれ、京都在住の画家。2017年京都造形芸術大学芸術研究科修士課程を修了後、関西を中心に活動している。近年は展示会だけでなくオフィスへの作品設置など、コミッションワークも行っている。
彼女の作品は、アクリルペイント、シルクスクリーンなどの複雑なレイヤーと立体感を持っており、抽象概念を視覚化をテーマにしている。それによって、地と図の関係を錯覚させる表現や、スプレーによってその凹凸を強調されたマチエールなど、観る人の視認と実在との間に認知のズレを生み出すのが、大きな特徴である。
2017年アートアワード東京丸の内や2020年TEZUKAYAMAギャラリーCollection展示など、数多くの展示会に参加しており、2014年度京都造形芸術大学卒業制作展 奨励賞、ターナーアクリルガッシュビエンナーレ2017入選などの受賞歴もある。