柿沼瑞輝
1989年、東京都生まれ。2011年東北芸術工科大学洋画コース卒業。
大学の卒展から一貫して抽象画を描いている。感情を前面に出し、叫びにも似た筆勢により画面構成をする柿沼の絵画は、完成の一歩手前で止めたかのように余白を残す。縦横のグリッド、ムーブするように踊る筆勢、それら全てに必然性と何らかのメッセージ性を帯びているようである。
近年の主な展覧会として、個展「一点の一瞬」(2019)、「柿沼瑞輝 2011-2018」(2018)、「色光」(2017)、「横溢」(以上Yoshimi Arts/大阪、2016)、グループ展に「"Material and Form" in a digital age II」(Yoshimi Arts/大阪、2016)、「ヒト成る、コト成る」(ギャラリー新宿座/東京、2015)、「Primitive [ in order ](秩序の中の原初)」(Yoshimi Arts/大阪、2012)など。